インデックス投資のメリット
インデックス投資にはこれだけのメリットが得られます。
- プロに負けないリターン(利益)が得られる
- 日本にいながら海外のファンドに簡単に投資できる
- 分散投資でリスクを低くできる
- とにかく手間がかからない
- 積立NISAや確定拠出年金(iDeCo)が使える
プロに負けないリターンが得られる
プロのファンドマネージャーが運用する投資信託(アクティブファンド)の殆どが、市場平均を狙ったインデックスファンドに勝てていないという現実があります。
アクティブファンドは、少なくてもインデックスファンドよりも高いリターンを狙っています。
インデックスファンドよりも信託報酬(運用費用)が高いので当然そうならなければならないのですが、アクティブファンドの大半がインデックスファンドよりも低いリターンという現実があります。
アクティブファンドは、投資のプロが将来株価が上昇すると思われる銘柄を予想して購入しています。一方、インデックスファンドは、将来の予想を諦めて市場平均で満足しようという考え方です。
それにも拘わらず、アクティブファンドがインデックスファンドに勝てていないのは、証券業界として知られたくない公然の事実です。
それにも拘わらず、アクティブファンドは、信託報酬がインデックスファンドよりも高いのですから目も当てられません。
日本にいながら海外の市場に簡単に投資できる
インデックスファンドでは、海外の経済指標に連動するファンド(S&P500など)が沢山用意されており、それを買えば海外の市場にも簡単に投資できます。
また、先進国や新興国の経済指標に連動するファンドもあり、これらを買えばほぼ全世界に投資できます。さらには、全世界の経済指標に連動するファンドもあり、これだけで全世界に投資できます。
また、株式だけでなく債券にも投資することができます。
自分だけで全世界にまんべんなく投資しようものなら、手間も資金もとんでもなくかかりますが、インデックスファンドを購入だけでいろいろな国に投資できるのは本当に便利です。
分散投資でリスクを低くできる
個別株に集中投資する場合、得られるリターンも大きくなるかも知れませんが、投資した資金が全てなくなるリスクもあります。
一方で、例えば日経平均に連動するファンドを購入すれば、株価が0円になることはまずありません。
投資では、リターンも大切ですが、それ以上にリスクを低く抑えることが重要になります。
リスクを抑えて少しでも安全に投資したいのであれば、インデックス投資に勝てる投資はありません。
とにかく手間がかからない
インデックスファンドを定期的に買うだけでそれ以外にやることは基本的にありません。
ネット証券を利用すれば、自動で一定の金額を定期的に購入する設定が可能になり、投資を忘れていても自動でインデックスファンドを購入してくれます。
一定の金額を定期的に購入する売買方法は、インデックス投資でよく知られている(ドルコスト平均法)になります。
ドルコスト平均法は、株価が安いときに沢山の口数を買い、株価が高いときに少ない口数を買う方法です。
定期購入する設定にすれば、ドルコスト平均法なんて考えることなくドルコスト平均法で購入されていきます。
楽して投資したいならインデックス投資しかあり得ません。
積立NISAや確定拠出年金(iDeCo)が使える
積立NISAや確定拠出年金(iDeCo)は、税金が控除されるというメリットがあります。
また、これらの制度を使えるインデックスファンドが沢山用意されています。
少しでもリターンを多くしたいのであれば、これらの制度を利用しない手はないです。
ちなみに、積立NISAや確定拠出年金ではアクティブファンドは殆どありません。
インデックス投資のリターンはアセットアロケーションで決まる
アセットアロケーションって言葉が難しそうですが、要は資産配分です。
アセットアロケーションに正解はありません。
日本だけ(日経平均やtopix)に投資することもできるし、アメリカまたは先進国だけに投資することもできます。
インデックス投資で頭を絞るのは、アセットアロケーションくらいです。
個人的には、全世界に投資するのが1番リスクが低いと思いますので、面倒なら全世界に連動するファンド、自分で投資配分を調整したいなら、日本、先進国、新興国のファンドを任意に買うことをお勧めします。
ところで、経済指標は、各々の国の経済成長と高い相関関係があると言われています。
そういった意味では、新興国の割合を増やすと妙味があるように思いますが、経済が下落に転じたときには新興国は脆い面があります。そういった意味では、ハイリスク・ハイリターンを狙うなら新興国の割合を増やすことになります。
私の場合、先進国を6割(そのうち株式に50%、債券に50%)、新興国を4割(そのうち株式に60%、債券に40%)投資しています。
アセットアロケーションが決まれば、あとはそれに合わせてインデックスファンドを選び定期購入するように設定すれば終了です。
アセットアロケーションが決め切らないのであれば、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の投資割合を真似ることをお勧めします。
GPIFの投資配分はネットで簡単に出てきます。
GPIFといえば、損している印象があるかも知れません。GPIFは損したときだけ騒がれますが、実は、トータルで大幅な利益を出している投資の優等生なんです。
まとめ
インデックス投資のメリットを上げると
- プロに負けないリターン(利益)が得られる
- 日本にいながら海外のファンドに簡単に投資できる
- 分散投資でリスクを低くできる
- とにかく手間がかからない
- 積立NISAや確定拠出年金(iDeCo)が使える
など沢山のメリットがあります。
極力投資にかける時間や手間をかけたくないのであれば、インデックス投資に限ります。
日本経済の成長に疑問があるため、日本には投資していません。さすがに、全体の1割くらいは日本にも投資を検討しています・・・。